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【結末が許せない】ストレイヤーズ・クロニクル 書評【本多孝好】

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こんばんは。円山です。

 

 

初めての書評です。処女作です。

本を読むのは元々好きなのですが、感想を書いたりしたことはなくて。

読書感想文とはなんぞや?書評とはなんぞや?と思っていろいろな方のブログを読んだりしたのですが、結構人それぞれ自由にやられてるようでしたので、今回は文句を言わせてもらおうと思います。

 

 

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【結末が許せない】ストレイヤーズ・クロニクル【本多孝好

 

 

 

本多孝好

 

1971年生まれ、推理作家。

実写化された作品も多く、時間を使ったトリックが印象的。

個人的にMOMENTシリーズがお気に入りです。

 

 

MOMENT (集英社文庫)

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WILL (集英社文庫)

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MEMORY (集英社文庫)

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Kindle】 

MOMENT (集英社文庫)

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WILL MOMENT (集英社文庫)

WILL MOMENT (集英社文庫)

 

 

この作品の書評を書く理由

 

私は本多孝好さんの作品がとても好きです。

自分の本の読み方として、一回さらっと流し読みをして面白ければもう一度、面白くなければ読み直さない。なかなか読み返す作品はありません。

でも、本多さんの本は読み返したくなるものばかり。時間のトリックに騙されて悔しくてもう一度読んだり、その作品の世界観に浸りたくて、登場人物が好きで、読み返す作品が多いのです。

 

 

このストレイヤーズ・クロニクル。映画の原作になっていると思っていたのですが、映画を小説にした?小説が映画に?ってなるくらい結末が薄いというかなんというか。ここまで腑に落ちなかった本多さんの作品は初めてだったので、書評?感想文?文句?を書いてみることにしました。

 

映画化もされているようですが、そちらはゲスの極み乙女のロマンスがありあまるが主題歌。岡田将生が主演、ということくらいの情報しかありませんので触れずに進みます。もし見る機会があったらまた書きます。

 

ストレイヤース・クロニクル あらすじ

 

Act1~3まで発売されているので、1つずつ進むのではなくおおまかな全体の流れのあらすじとします。

一言で言えば、特殊能力を持った子供たちの話です。

 

極秘期間で生み出された子供たち。

メインで描かれるのはチームスバル

こっちのチームは成人後に「破綻」と呼ばれる精神崩壊を起こす危険性があります。

敵として描かれるのはチームアゲハ

こっちは20歳前後までしか生きられないと言われています。残虐な殺人集団。

チームスバル、アゲハともに特殊能力を持って生まれたからリスクを伴っています。

 

特殊能力ですが、すべてが戦闘に役立つものではなく、記憶力がすごいいい人だったり聴覚がすごいひと、ものすごい高周波を出す人など、さまざま。

 

いろいろ偉い人の差し金で殺人やら誘拐やらいろいろすったもんだありましたが省略。

気になる方はぜひ読んでみて下さい。

 

チームスバルとチームアゲハの戦いを描いたのが、ストレイヤーズ・クロニクル。

 

 

だと思っていました。

 

 

チームスバルvsチームアゲハ

 

物語は2チームの戦いがメイン。

幼女の誘拐だったり、お偉いさんの暗殺だったりと絡んだ上での戦い。

その辺を書くと長くなるので割愛します。

 

まず、チームアゲハの残虐な強さに驚きます。

スバルたちが最強、めちゃくちゃ強い!と思わせておいてからのチームアゲハの登場。

スバルなんていつでも殺せるんだぞ、ということを見せつける場面も。

 

アゲハは人をすぐに殺す。躊躇なく、邪魔だと思った対象はすぐに殺していきます。

こんなアゲハと戦って、スバルたちは本当に大丈夫なのか?絶対誰か死ぬでしょ?

そう思わせるほどの強さを持っています。

 

 

この2チームはどんどん距離を縮めていき、お互いがお互いを認識し始めます。女はこんな力を持っていて、どんな見た目で、という人物像が明らかになり始めたところでとうとう全面戦争勃発。

 

と思いきや。

 

 

直接対決はほとんどなし

 

私が面白くないと思ったのはズバリここ。

全面戦争勃発!と見せかけて全然戦わない。

 

1番最初の戦いでも1番強い同士がちょちょちょっと戦って終わり。

次の戦いでも直接手を下すことなくアゲハを追い返すことに成功するスバル。

 

え、じゃあなにしてんの?って思うじゃないですか。

アゲハが警察とか強い人たちを殺していくのをただ見るだけなんですよ。

 

 

チームスバルvsチームアゲハvs科学者

 

最後の立てこもり事件。チームアゲハの目的は、科学者に「自分たちの寿命を延ばす方法」を聞き出すこと。老化がとても早いことから20歳が寿命と言われていたのです。この時点で20歳に近づいていたアゲハたちの命は残りわずか。老いていくことについての描写もあります。

 

そして科学者たちに聞き出しに向かうアゲハでしたが、科学者たちは山奥の施設に立てこもり。そしてガードマンとして軍隊みたいに強い人をたくさん雇い、さらになにやら悪い手を使って最強の軍隊に仕立て上げます。

 

そしてこの軍隊にアゲハは殺されます。遠くからの射撃で。

その後もいろいろ戦って、最終的にスバル・アゲハvs敵といった構図に。

 

うす~~~い結末

 

戦いを終わらせたのは敵です。

アゲハには死んだら地球の人間が死ぬほど死ぬウィルスを保有する力を持っていた子がいて、その子を敵が半殺しにしておわり。その後、ウィルスを持つ子を死なせないようにするために持って帰るだのなんだありました。が。

 

戦いを終わらせたのは!敵なんです!!お互いが全然戦ってないの!!!

 

 

文句を言わせてくれ

 

相手に殺される可能性の方が高いから筋トレをしたり、戦い方を教えてもらっていました。なのに、その経験は少し活かされただけ。直接的にアゲハを殺すためには使われませんでした。

 

筋トレをしたのはチームスバルの1番強い男の子。

アゲハの最強と戦うために鍛えて鍛えてめちゃくちゃ強くなり、アゲハの最強と戦うときがきました。でも、アゲハの最強は戦いの最中、戦いと関係のない理由で死にました。

 

戦い方を教えてもらっても、あまり役に立っていませんでした。

なんのためのトレーニングの時間?!

 

 

文句を言わせてくれ②

 

メインがどっちだかわけわからなくなる

 

アゲハを強く印象付けるために、人殺しのシーンがたくさん盛り込まれています。

でも殺しのシーンが多すぎて強烈すぎて、え、主役どっち?ってなるんです。

 

しかも最終巻はアゲハの生死に関するテーマ。

アゲハの中に、唯一生殖が出来て40歳くらいまで生きられる女の子がいるんです。

なんの力も持たない男の子と出会い、親密になる流れも書かれています。

 

生殖が出来て自分たちより長く生きられる子がいることがわかって未来への希望を託す。死んでほしくないから戦闘に参加をさせたくないアゲハの総意。

 

一番感動的な場面ここでしたよ。

この場面を最終巻でやっちゃうんです。確実に主役はアゲハでした。

 

わたしが見たかったもの

 

お互いの能力を存分に使っての全面的な戦い 

 

だったんです。あれだけ強い強い言われてきたアゲハにどう戦うのか?!

戦闘に不向きな能力vs先頭に不向きな能力なのかな?!

守って死んだりするのかな?!とわくわくしていました。

まったくないじゃないのよ…!

 

それでも大好き本多さん

 

本多さん、やっぱり人とのつながりはすごく自然に書くんですよね。

チームスバルもチームアゲハも、どの人物もみんながみんなを想って戦っていたんです。

 

そういうのずるいよな~~。

家族のつながり、家族を守る、家族のため。

ずるいんだよな~~。

 

スバルたちが戦うのも、アゲハたちが戦うのも、すべては家族を守るために繋がっていたんです。

正直、戦いについては納得のいかないところが多い。

でも最後は家族を守れてこれからも暮らしていける結末だったので、まあ良しとします。

#上から目線

 

 

本当にメインはスバルっていう解釈でいいのかもわからないしなんだかわけがわからない。でも頭の中で戦いはすごいリアルに想像できたしとても疾走感あふれていて面白かった。もう一回読み直します。

 

 

紹介

 

 【kindle】 

 

 

 

 

【文庫】